2.講演内容
(1)日本エンジェルズ・フォーラムとは
日本経済の活性化のためにはベンチャー企業が次々と数多く設立されることが極めて重要である。
日本エンジェルズ・フォーラムは民間レベルでベンチャー企業のスタートアップ、ファイナンスの空白領域であるシーズからアーリーステージ期を支援するための情報交換の場としてスタートした。
当フォーラムは、意欲的な起業家の方々とベンチャー企業を資金面などで支援しようとする投資家・支援提供家との出会いの場を提供するために、活動の一環としてお見合い交流会やメーリングリストなどによる場の提供を行っているベンチャー支援団体で、エンジェル投資家により運営されている。
(2)活動内容
メーリングリストを活用した電子メールによる意見交換等の参加者は現在1000人以上。
起業家と投資家のマッチングを目的に隔月で開催している交流会では、起業家がプレゼンテーションを行なう交流会を設けている。
(3)起業家へのメッセージ
1.環境の変化への柔軟な対応が必要である。
2.生き続けるために日銭稼ぎの重要性、コストの削減。
3.競合他社の分析を行なう。リスクファクターと対応策を考える。
4.事業展開と資金調達の必要性。
5.経営者自身の能力・資質の向上。
6.常に新たな挑戦を行なう。
3.講演を振り返って
井浦氏が起業された理由のひとつに、欧州で勤務されていた時に(1989-1999年)、欧米人から「いったい日本の経済はどうなっているのだ?」と言われ続けたことにあるという。
井浦氏自身、世界の中での日本のポジショニングに危機感を強く感じられたのであろう。
今後、日本からも若手のベンチャー起業家を数多く産み出すことができるなら、彼らが次のエンジェル育つことも期待できる。
大阪には昔は谷町という文化があった。 いつの間にか浪速情緒を思わせるこうした文化が陰をひそめているが、今後21世紀の新たな谷町(タニマチ)としてのエンジェルを増やしていくことが必要である。
谷町文化、大阪では可能ではないだろうか。そのためには、税制の改革等、政府も早急に改革ならびに改定を行なう必要がある…と言われたのが印象的だった。
私達も変革者の一人として前向きに取り組んでいきたい。
記録担当院生 石崎 慎一・緒方 幹代
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