| サイトマップ |
大阪市立大学大学院 創造都市研科

梅田サテライト
〒530-0001
大阪市北区梅田1-2-600
大阪駅前第2ビル6階
アクセスマップはこちら

杉本キャンパス
〒558-8585
大阪市住吉区杉本3-3-138
TEL:06-6605-3507
FAX:06-6605-3488
アクセスマップはこちら

2004年度(2004.4~2005.3) ワークショップ講演

目次へ戻る

/ 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 /

15 / 16 /

■第6回ワークショップ(2004年5月20日開催)

●ゲストスピーカー:大野アソシエーツ代表 大野 長八氏

タイトル:「外食25兆円市場への挑戦 -サンマルクと牛角の事例ー」

1.ゲストスピーカーの概要
1971年 同志社大学卒業。(株)日本LCAにて経営コンサルタント、取締役を就任。 (株)ベンチャー・リンク常務取締役(現 顧問)、リンク・インベストメント(株)取締役社長を歴任 するとともに、近畿通産局主催「関西ベンチャー企業育成懇親会」などの委員として、中小企 業の支援指導に活躍。現在は学生や若手起業家の育成、ベンチャー支援の企画に取り組んでいる。

2.講演内容

(1)仕事に対する価値観について
 今まで経営コンサルタントとして3000人の経営者と面談してきましたが、その中で志の高い 経営者といえる方は30人程。優秀な経営者とは、まずは社長(経営者)が何をやりたいのかビ ジョンが明確であること、その選んだ仕事に集中し、そのために自分の能力を高め、あたり まえのことのように一生仕事として選んでいくという職業選択の意識が必要である。また、 仕事の成果を見極め、しっかり評価ができることが大切である。

(2)ベンチャー・リンクの創業について
 よりよい経営者や優秀な起業家とともに優れた会社をつくり、そのような会社をいろいろ創 ることで雇用を広げ経済を活性化し、意欲のある経営者をバックアップする目的で、 日本LCAが経営コンサルタント業としてベンチャー・リンクを創業した。その一つとして 「サンマルク」や「牛角」などの外食チェーンのフランチャイズ(FC)の支援展開があげられる。

(3)「サンマルク」と「牛角」の事例について
 両者の共通点として、「アルバイト中心」の運営スタイルにより人件費を低く、「多店舗化」により材料費のコストダウンを図り、注文の最後にお客様にアンケートの記入(牛角の場 合は携帯TELにて)をお願いする。そのアンケートを基にお客様の望む「味・雰囲気・サービス ・価格」を常にリサーチし改善・改革を繰り返し、店のファンをつくり、リピーターを増やし て収益を高めていく。ベンチャー・リンクは経営コンサルタントとしての支援だけでなく、ベ ンチャー・リンクの社員が店長となり経営をして実験モデル店を繰り返して店の経営に関わり 初期投資(3年程で回収する)をし、さらにFCの本部を上場させるだけでなく、FC加盟店も上場 させるというベンチャーキャピタルとしての役割も果たしている。

(4)ライフプラン教育について
 28歳までにビジネスプランを立て、30歳に会社を設立するためには、若いときからベンチャー 精神を育ませる環境が必要である。そこで現在、経営者の子女が多い追手門大学の附属中学・ 高校では自分なりの人生目標に向かって生きていくことの大切さを学んでもらっている。 また大学生には授業の一環として学年ごとに外食産業でアルバイトをしてそれぞれの経営の違 いを比較検討し、大学の3回生までにビジネスプランを立てるように指導している。 つまりライフプランを考えることは職業のキャリアプランを見い出すことにつながり、自己実 現への夢を膨らませることになるからである。 

【おわりに】
 講演の中で、マックス・ウェーバーの「職業としての政治家」の言葉を引用しながら、「成功 する人は仕事に対して情熱・責任感・判断力を持っている。」と述べられた。起業している人、 起業しようとしている人、これらを支援する人、どの立場の院生もこの大野氏のメッセージを 真摯に受け止めたい。そして将来のビジョンをしっかり築き、それに向かって仕事を通して 自分の能力を高め、社会に貢献していくことこそが我々の使命であると実感した。講演後、心 なしか勇気と可能性を感じ取ったのは、大野氏が意欲のある人や努力をする人を支援する立場 の経営コンサルタントだからであろうか。不思議なものである。

以上


記録担当院生 大谷 真司・森岡 知香

 

▲このページのトップへ