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大阪市立大学大学院 創造都市研科

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2005年度(2005.4~2006.3) ワークショップ講演

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■第7回ワークショップ(2005年5月26日開催)

●ゲストスピーカー:(株)エフアンドエム 森中一郎代表取締役

タイトル:「『サービスの水道哲学』を目指して」

1.森中一郎氏の略歴
(株)エルシーエー、(株)ベンチャー・リンク退社後、長年の夢であった20代でのエフアンドエム社を設立した。2000年7月にはナスダックジャパン (現ヘラクレス)に上場を果たす。フラワーギフトから始まったビジネスは、個人事業主・中小企業の経理・総務というバックオフィスに注目しサービスを展開している。

2.講演の要旨
  最初に始めたフラワーギフト業は、誕生日などメモルアルデーは他人を受け入れやすいお客様に花を贈ると営業上有効である。主な顧客層は生命保険の営業職員に替って顧客に花をお届けすることである。その事業は最初は好調に滑り出したが、バブル崩壊とともにサービスが減少した。生命保険外交員の確定申告のための記帳代行業に事業転換。税理士が行う記帳代行の価格は月1万円~2万円が相場。3000円という安さで受注したところ広がっていった。税理士の事務所では、一顧客の記帳を一人が一貫して作業するのだが、作業を細分化して流れ作業的に処理することで能率を向上させている。データ入力等は中国で行い効率化を図っている。また他社が郵送しか行っていなかったのに対して、月に一度訪問する。中小企業訪問等営業活動に力を注ぎ、税務・総務関係事務のサービスを提供した。総務は、生産性は無く売り上げも上がらない消費部門である。しかし、その経費を削減するにより、全体としては利益となる。
  米国の先行サービスからヒントを得て、それに一ひねり加えた提案をすることもある。現在は4600社の企業との取引を抱えるまでになった。今後も、中小企業コンサルティング、マーケティング・ノウハウを提供、さまざまなサービスを展開して行きたいと考える。税理士・公認会計士に対する情報提供窓口「Tax House」という統一ブランドの店舗展開をしていくのもその1つである。
  ビジネスと言うものはうまくいかないのが当たり前。もともとうまくいかないという意識の下に歩んできたので特に苦しさというものは感じていない。それよりも、今の時代に、この日本でビジネスを出来ることに喜びを感じている。

3.講演を振り返って
  学生時代・サラリーマン時代から常に起業意識の高い社長であり、その営業力をフルに生かして、現在の業務を立ち上げられた。目標に「サービスの水道哲学」を掲げ、時代の波に乗りながら、波を受けながらも次々と新しいビジネスを提供し続けるその姿に起業に対する姿勢を学んだ。穏やかな語り口の中にも社長が持たれる力の大きさ、情熱を感じた講演だった。


以上


記録担当院生 坂本昇子、出口孝明

 

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