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大阪市立大学大学院 創造都市研科

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2005年度(2005.4~2006.3) ワークショップ講演

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■第12回ワークショップ(2005年6月30日開催)

●ゲストスピーカー:株式会社フードテックス 代表取締役社長 清岡 久幸氏

タイトル:「夢と挑戦」

1.事業内容
竹を原料とした、抗菌剤・除菌洗浄剤・酸化防止剤・日持ち向上剤・鮮度保持剤・飲食品基材・消臭剤・脱臭剤の製造販売並びに研究開発。竹を原料とした資材の販売。
本社:大阪市吹田市、設立H14年2月、資本金5,800万円

2.講演内容
【三つの理念】
「安心・安全・健康」という開発理念のもと「地球の喜び・社会の喜び・人々の喜び」が同時に実現できる事業を展開。竹から抽出される天然成分から人体に害が無く安全性の高い食品添加物などの研究・開発と、豊富で有効な資源である竹の有効活用を行い地球環境保全を目指す。

【竹の研究と起業】
高校生の時に大病を患い、2年間の入院生活を経験する。入院生活で知り合った友人の死、病気を持つ子供を思う「母親の悔恨の思い」が、その後の竹の研究に大きな影響を与える。
退院後、家業の竹細工工房を手伝っていた際に竹の有効成分を発見し、その成分を食品添加物に活かすため産学連携により研究を始める。その後父親の会社が倒産の危機に陥ったため、研究結果とビジネスプランをもとに、企業に持ちかけ、資金調達を果たし新規事業展開する。

【現在のビジネスモデル】
竹の有効成分データや開発テーマを大学に持ち込み、研究してもらう。その研究成果を学会などで発表してもらい、商品化に結びついた場合にはロイヤリティーを支払う方針としている。

【アライアンスの資源集中と分散】
(1)得意分野の強化、(2)大学や企業との共同研究、(3)製造委託、(4)販売代理店契約

【次期戦略】
化学合成食品添加物と同じレベルでのコストダウンは不可能と考える。しかし、竹の様々な部位(内部の白い肉の部分97%、外部の青い皮の部分3%)から必要な要素を取り出し、ミキシングする工程において、成分が一定に安定する製造方法を可能にできたことから、事業展開が促進される。

3.質疑応答
①天然物は不安定だと思いますが、安定した量産が可能ですか?
答:竹の生育・成長サイクルが短いことと、当社商品を大量生産するため、成分が一定に安定したものを作る仕組みが確立できたこと(ノウハウのBlack Box化)

②産学連携に関して。
答:気がつけばこうしていた。ここまで20年の歳月をかけた。

③どのように研究開発スタッフと連携されているのか
答:ネットワークを使い、少ない人員で、権限委譲により開発を任せること。テーマと期限を明確に伝えること。

4.記録者の感想【清岡社長の話を聞いて】
真っ直ぐな信念と夢を持った生き様が、まるで真っ直ぐに伸びる竹のようでした。20年という長い研究と開発を社会貢献につなげているなど、人並みならぬ苦労をサラッと語る姿に、新たなアントレプレナーシップを感じた。


講演中のフードテックス清岡久幸社長

以上


記録担当 畠山光夫、濱口淳子

 

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