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大阪市立大学大学院 創造都市研科

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2005年度(2005.4~2006.3) ワークショップ講演

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■第14回ワークショップ(2005年7月14日開催)

●ゲストスピーカー:ラティス・テクノロジー株式会社 代表取締役社長 鳥谷 浩志 氏

タイトル:「市場創造型ベンチャーで世界を目指す、ラティス・テクノロジー!」

1.ゲストスピーカー及び会社の概要
   2003年4月24日開催WSを参照
   http://www.gscc-entre.com/ws/2003-03.html
   なお、現在の資本金4億3250万円であり、社長の年齢は45歳です。

2.今回の講演での興味深かった点
(1) ロゼッタストーン
  技術のことをVCなどの文科系の人に説明するのは困難が伴った。このとき、3つの言語で書かれているロゼッタストーンを例にとり、ポリゴン構造に優越するラティス構造の説明を行った。ポリゴンが表音文字、ラティスが表意文字、この説明によりVCなどからの投資を受けることができた。
(2) コンカレントエンジニアリング
  たとえば、設計段階で、すでに生産のマニュアルを同時に作る必要性が高まってきている。Casual 3Dによるデータ交換は、この面でも貢献が大きく、製品が生産体制に入るころには各種ドキュメントも完成しており、企業の競争力アップに貢献している。


熱演中の鳥谷社長

3.質疑応答
(1) Casual 3D 市場のマーケット規模はどのくらいですか?
日本市場の大きさは、世界の20%程度であると考えられます。当社の日本での売上規模は、現状、約10億円ですから、世界のマーケット規模は50億円と見ています。ただ、私たちは、いまだ市場創造の段階にあります。マーケットは拡大過程にあるのです。
(2) 大企業の技術系社員のスピンオフは進むのでしょうか?
それを望みはしますが、5%程度の技術系社員がスピンオフし起業できる可能性を持つ程度かと思われます。
(3) 取引先との関係について、最初の大企業との取引が自動車会社だったわけですが、もしそれが電機会社などであった場合、今の姿はどうなっていたのでしょうか?
現在とは、違う仕事内容になっていたと思います。自動車会社との取引のために、CAD・CAMに集中することになりました。
(4) 現在はBtoB(企業相手の取引)ですが今後BtoC(消費者との取引)への事業展開を考えられていますか?
消費者は2次元でも3次元でも映像であればその機能に満足する。現在、消費者相手に儲けるビジネスモデルが立てられないので消費者相手の取引は考えていない。
ただ、マイクロソフトの新しいOSには簡易の3D技術は導入されることになっている。
(5) 営業、販売関係はどうしているのですか?
マーケティングは、30才の女性が担当しています。営業社員は3人いますが、総合商社や専門商社への代理店販売がほぼすべてです。
(6) VCを逆選別されたと聞きましたが?
VCからの資金調達は、もちろん不可欠な要素ですが、それよりもパートナーとすべき事業会社との提携を望んでいました。だから、提携を仲介してくれるVCを探したわけです。
(7) 資金調達や契約で押印するときのお気持ちは、どんなものでしょうか?
資金調達で押印するときは、「サラリーマンには負けないぞ」という気持ちがいっそう強くなります。外国の会社との提携にあたっての契約書にはいろいろ苦労しています。契約書についての考え方や契約自体への考え方に国民性がありますから。
(8) 社長ぽく見えない
従業員からも指摘がある。その従業員には「大臣に指摘もできるんだよ、社外では私はカリスマだ(笑)」と言った。
(9) 前勤務先との関係は?資本金構造は??
前勤務先からは資本は一切入っていない。当時、前勤務先とのWin&Winの関係を模索していたが、出資には至らなかった。また前勤務先には「私達と一緒にビジネス行っていきましょう。」と巻き込んで、特許権を共同で申請した。その為前勤務先の色々なセクションの支援を受けることができた。
例えば、特許申請とそのノウハウや契約書の法務チェックなどを受けた。


講義後の鳥谷社長を囲んで

以上


記録担当院生 濱口淳子、土井喜芳

 

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